雇用統計とは?
経済指標には様々な指標があります
その中でも、「雇用統計」は強力な経済指標です
マーケット参加者の大半が注目していると言っても過言ではないのが雇用統計です
何故多くの人が注目しているのかというと、米国のGDPの7割が個人消費となっているためです
個人消費大国なわけですので、失業率が高いということは消費が落ち込むことが予想されるため米国の今後の流れが冷え込むことに繋がる可能性があるからです
逆に個人消費が活発になればGDPは上に向き景気回復につながる可能性が高いということです
景気をよくするためには「雇用」をし、言うまでもなく給料を消費してもらわなければならないということです
したがって雇用者数が増加すれば消費意欲が高まるということですね
概ね、初心者の多くが雇用統計の発表前に上に行くか下に行くかギャンブル的なエントリーをしがちですが
常勝していくためにはギャンブル的要素の排除が不可欠です
一番良いのは雇用統計の時間帯はエントリーを避けるのが良いです((笑))
どうしてもエントリーしたい場合は、下記の数値を加味して上か下か考えることは最低限しておいた方がいいです
雇用統計で見る基本的なもの
非農業雇用者数
非農業部門雇用者数を見るうえで大事なことは前月比でどのくらい増加したかである
非農業部門雇用者数は20万人前後の雇用者数なら通常であるといわれている
ただし、注意しておかないといけないのは事前予想との乖離で相場は動くということだ
例えば前月が20万人だとして事前予想が23万だとした場合、前の月より予想は多いので雇用統計発表までにチャートに織り込まれていく
しかし発表値が21万だと、通常ペースの20万人予想よりも多いのにも関わらず予想値とのズレで失望売りが発生するということだ
ADP雇用統計
これは米国の給与計算アウトソージング会社が発表している民間ベースの統計指標です
雇用統計の先行指標とされています
計算方法が政府の計算方法と近いことに加え発表日が政府発表の2日前ということもあり実際の雇用統計を見る上で参考になります
新規失業保険申請件数
これは新規に行われた失業保険の申請件数のこと
失業保険の申請件数が増えているとしたら、それは失業者の数が増えていることになる
ということは雇用環境は悪化していると考えるのがベターです
新規失業保険申請件数は毎週木曜日に前週の数字が発表されるため、
毎月第一金曜日に発表される雇用統計と相性も良く、速報性も高い
基本的に申請件数が40万件を超えるかどうかがボーダーラインとなる
40万件を常に超えるような場合には雇用情勢が相当程度悪化していると見ることができる
雇用統計後の動きでエントリーする
雇用発表直後でエントリーしたい方は、速報で発表値を配信してくれる媒体を見ておく必要があり、あらかじめ集めておいた材料で事前予想をしておき、結果がどうなったかで、すぐに動けるように何通りかシナリオを立てておく必要があります
雇用統計発表後、予想値との乖離で大きく動き、その後時間をかけて落ち着いてきます
その後、大きく動く前のレートまで徐々に戻る習性があります
※もちろん必ずそうなるとは限りません
なので落ち着いた後に長めの時間でエントリーすれば、勝率が取れる可能性は高いということです
なぜそうなるのか?というと、すでに予想値と発表値でチャートに織り込み済みになっているケースが多いからです
なので、上方乖離して上昇したとしても、買い手がもういない状況になり、買い手の利確や新規の売りが入り反転するということです
※買い手の利確ということは売りということです
裁量トレードを学ぶ
雇用統計のような難しい局面でエントリーしなくてもBOやFXで勝っていくことは可能だと思っています
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